さんかれあ

ゾンビっ娘大好き高校生・降谷千紘は、夜ごと怪しげな古文書を片手に、事故死した飼い猫・ばーぶの蘇生を試みていた。
蘇生秘薬を作っていた千紘は、千紘の実験に興味を持った礼弥は、千紘と共に紫陽花の毒を使った秘薬を作成して実験に成功するが、2人とも失敗したと思い、翌日にばーぶの葬儀をすると約束した。
密かに持ち出していた秘薬を「毒が含まれているから」と蘇生と逆の効果を期待し、服薬してしまう。
朝、結局死ねなかったと悲嘆にくれつつも、家を抜け出した礼弥は、その途中で遭遇した父の振るった鞭に打たれ、崖から転落死してしまう。
その様子を目撃した千紘が駆け寄ると、砂ぼこりの中から礼弥はゾンビとなって起き上がる。
こうして礼弥は千紘の家に居候し、彼にとって憧れのゾンビとの共同生活が始まった。